こんにちは!
産後の料理の時短に、「低温調理」を勧めております。
◆この記事でわかること◆
- 低温調理で、食材を真空パックにするのはなぜ?
- ジップロックで真空パックを作る方法
- 私おススメ「超簡単」に真空パックが作れる家電
低温調理器を使う時に真空パックにする必要性
低温調理をするときには、食材と調味料をジップロックなどに入れてから、袋の空気を抜いてできるだけ真空パック状態近づけた方がいい、と言われますよね。
- 食材全体にしっかり熱を通し、安全に調理するため
- 熱の通りにムラを出すことなく、味を均一にするため
- 調味料を食材にしっかりしみこませるため
①食材全体に熱を通し、安全に調理するため
食材を入れた袋の中に空気が多く入っていると、お湯に入れた時にぷくんと浮いてきてしまいます。
お湯から材料の一部が出てしまうと、その部分に熱が通らないということになりますので、真空状態にしてしっかりお湯の中に沈める必要があります。
②熱の通りにムラを出さず、味を均一にするため
空気は、熱の伝導を妨げるものです。
空気が入っていれば入っているほど、食材の熱の入り方にムラができ、出来上がった時に場所によって味に差が出てきてしまいます。
③調味料を食材にしっかりしみこませるため
真空パックにすると味がよ~くお肉やお魚にしみこみます。
空気が邪魔せず、調味料がお肉やお魚に密着するからですね。
短時間にしっかり材料に味をつけたい場合にも真空パックにするのとしないのとでは、出来上がりの味が全然変わってきます。
ジップロックで真空パックを作る方法
低温調理では、多くの人が使っている「ジップロック」。
大きさも色々あり、ファスナーで密閉できるのが便利ですよね!
ジップロックを使ってなるべく真空状態をつくる方法をご紹介します。
- ストローで空気を吸い取る
- お湯に浮かせて空気を抜く
①ストローを使って空気を吸い取る
ジップロックのファスナーを少しだけ開けてストローを差し込み、空気を吸い取る方法です。
メリット
- コストがかからない(ストロー代のみ)
- 場所を取らない
デメリット
- 調味料を吸い込んでしまう時がある
- 吸い込んだ空気でむせる
- 綺麗な真空にするのは難しい
②お湯に浮かせて空気を抜く
水を張った容器にジップロックを浮かべ、空気の浮力によって脱気する方法です。
ボウルなどに水を張ってもいいですし、お湯を張ったあとの低温調理の鍋に入れた状態で脱気してもOKです。
メリット
- コストがかからない
デメリット
- 手で空気を抜くのはコツがいる
- 完全な真空にはならない
私が実際に使っている真空パック用便利家電
我が家で低温調理をする時には、真空状態を作る「真空保存フードシーラー」という家電を使っています。
ジップロックでは使えませんが、専用のフードフィルムを使います。
真空保存フードシーラーの使い方
- 真空保存専用のフードフィルム(2枚重なった状態のもの)を、食材の大きさに合わせてカットする
- カットしたフィルムの片側の口をシールして接着し、袋にする
- もう片方の口から、食材と調味料を入れる
- 入れ終わったら、真空シールボタンで真空にして接着する
フードシーラーのメリット
- 人力でやる方法よりもずっと早く・ラクに真空にできる
- 完璧な真空状態が作れるため、とても美味しくできる
- 低温調理だけでなく、食材を長持ちさせるのにとても有効
①人力でやるよりずっと早く・ラクにできる
ストローで吸ったり、空気の浮力を利用して脱気する方法よりもずっと早く真空にできます。
②完璧な真空状態が作れるのでとても美味しくできる
ピシーーッと綺麗な真空状態が作れるのはちょっとした快感でもあります。
味が均一に染み渡り、熱もしっかり通るのでとても美味しく食べることができます。
③低温調理だけでなく、食材を長持ちさせるのにも使える
フードシーラーでしっかり真空にしておくことで、食材が空気に触れて酸化しないので圧倒的に長持ちします。
冷凍しておきたいお肉やお魚も、真空保存しておいたり、野菜にも使えます。
フードシーラーのデメリット
- コストがかかる
- 場所を取る
①コストがかかる
フードシーラーの本体だけでなく、専用のフィルムも必要になるので、コストがかかります。
②場所を取る
そこまで大きくはありませんが、置き場所の確保が必要になります。
まとめ
- 低温調理で食材を真空パックする理由は、①味と熱の通りを均一にして安全に調理したり、味をランクアップさせるため
- ジップロックで真空にする場合にはストローで空気を吸うか、空気の浮力を利用して脱気する方法がある
- 真空パック用家電(フードシーラー)を使えばラクにあっという間に真空状態が作れる
- ただし、コストがかかったり置き場所を取るのがデメリット
一度真空パック用の家電を使ってしまうと、あまりの便利さにジップロックには戻れなくなってしまいますが、ご紹介した脱気法でもご家庭では充分かと思います。
ただ、なるべく真空状態に近づけた方が出来上がりの味の美味しさに差が出てきますので、がんばって真空に近づけるようにしてみてくださいね。
最後までお読みいただきありがとうございました!