災害が起きた場合、双子を連れてどう避難したらよいか不安な双子ママ。
こんなお悩みに答えます。
長男+男女双子の3児の母のニコと申します。
我が家は夫が不在の時間が圧倒的に長いです。
災害時にお兄ちゃんと双子を連れてどう1人で避難するのか、何度もシュミレーションを繰り返しました。
ただそれでも、いざ大きな地震がきたり、豪雨で近くの河川が氾濫したという情報が入ると、落ち着いて行動することも冷静に考えることもままならなくなります。
とにかく、できることは全てしておくことです。
この記事を読めば、双子の赤ちゃんを抱えたママが、災害に備える備蓄品・避難所に持ち出すべき防災リュックの中身を確認することができます。
さらに、避難する際のシュミレーションも一緒にやっていきましょう。
災害の備え①防災リュック
赤ちゃんのものは、外出時とあまり変わりません
ここでは、0歳~1歳半位までの赤ちゃんを対象としています。
2歳以上で離乳が完了している場合にはミルクは必要ありませんが、念のためにオムツはあった方がいいと思います。
- おむつ・おしりふき
- おむつを入れるビニール袋(匂わないタイプ)
- 液体ミルク(ミルクウォーマーもあるとなお良し)
- 粉ミルク(スティックかキューブが便利)
- 赤ちゃんミルク用の水
- 赤ちゃん用のお菓子
- 使い捨て哺乳瓶・乳首
- ブランケット
- 離乳食・スプーン・紙皿・紙コップ(離乳食食べる赤ちゃん)
- 着替え
パッと見ても、赤ちゃんと外出する時とそこまで変わらないのがわかると思います。
ベビー用の防災リュックも販売されていますが、専用のものを用意しなくても、上のリストのものをしっかり防災リュックに入れておけば問題ないと思います。
ただ、液体ミルクは絶対に用意すること
ただし、ミルクを飲んでいる赤ちゃんは、絶対に「液体ミルク」を準備しておくことをおすすめします。
赤ちゃんの命にもかかわることなので、これだけは必ず準備しておきます。
赤ちゃんの液体ミルクについてはこちらの記事を参考にして下さい。
赤ちゃんの液体ミルク3社比較。我が子に合った液体ミルクの選び方
その他、必ず持って行きたいもの
下記は、日常的に使っているために防災リュックに入れておけないものですが、いざという時には必ず持参したいものです。
- 抱っこ紐
- 母子手帳・保険証
- 携帯
また、我が家ではこのようなものを念のために準備しています。
首に下げるカードケース。
それぞれに、「子供の名前」と「私の電話番号」を書いたカードを入れています。
万が一パニックにでも巻き込まれた時に子供の誰かと離れ離れになっても連絡が取れるようにと考えてのことです。
子供が多いと色々心配なことってありますよね。ママの手は二本しかないし。
ただ、これについては個人情報なので「ぜひ用意しましょう!」というものではありません。
あくまでも「こんなお家もあるんだ」ということでお考えいただければと思います。
【参考】防災リュックに入れる大人のアイテム
参考までに、大人が必要とする防災グッズをご紹介します。
- 防寒グッズ(ブランケット・カイロ)
- レインコート
- 軍手
- 食料(保存食)
- 水
- 紙コップ・紙皿・割りばし
- 着替え
- モバイルバッテリー
- ラジオ
- 衛生用品(簡易トイレ・除菌グッズ・生理用品・ティッシュ)など
特に、モバイルバッテリーは絶対!です。
災害時に携帯のバッテリーが無くなることほど心細いものはありません。
我が家では、ライトと一体型のものを一つ用意しています。
もちろん、USBでつないで充電もできますが、このレバーのようなものをぐるぐる回すと手動で充電ができるようになってます。
全く同じではないですが、こちらと似ているのでご紹介しておきます。
災害の備え②備蓄品
避難するために持ち出す防災リュックとは別に、備蓄品も必ず用意します。
赤ちゃんのための備蓄品
- 液体ミルク
- 粉ミルク
- 水
- オムツ
- おしりふき
- 離乳食
ママとパパのための備蓄品
- 水
- 食料(保存食)
- カセットコンロ・ガス
- 割りばし
- ラップ(茶碗にかぶせて使う)
- 消毒液
- LEDランタン(必須)
- ポリ袋(大・小)
- ウエットタオル(体や顔を拭く)
備蓄品は、何日分用意すべきか
以前は、「家庭における備蓄品は3日分」とされていました。
ですが現在は「1週間」と日数が長くなっているのはご存じでしょうか。
阪神大震災や東日本大震災などの「甚大な被害」があった災害では、実際にライフラインが復旧し、必要なものが家庭に渡るまでに、1週間はかかったということです。
そのため、備蓄品の量が3日⇒1週間と変更になっています。
赤ちゃんのものだけでなく、ママやパパの食事・飲み水なども忘れずに!
https://hurehure-hutago.com/emergency-food-onishi
大事なシュミレーション:「ママが1人でも避難できる」
災害は、いつくるかわかりません。
パパが仕事している昼間かもしれませんし、出張中の夜中かもしれません。
パパがすぐに家に戻れればいいですが、交通網の混乱などからすぐに帰ってこられる可能性は低いことは想像がつくと思います。
必ず、ママが1人でも赤ちゃんと避難できるようにシュミレーションをしておきます。
- 避難所の確認
- 避難所までの道の確認
- 防災リュックの場所を確認(すぐに持ち出せる場所へ)
- 防災リュックと赤ちゃんを同時に持てるかどうか
万が一、ママと赤ちゃんだけで避難しなければならない状況になった場合には、防災リュックと赤ちゃんをママが1人でも持てることが何よりも大切になってきます。
問題は、双子の場合
問題は、双子ちゃんの場合です。
ママが1人で双子ちゃんと一緒に避難しなければならなくなったら。
まず、防災リュックを背負えません。
双子の赤ちゃんと避難する場合、前だっこと後ろおんぶになるからです。
ベビーカーが使えればベビーカーに防災リュックを積みますが、使えそうもない場合には転がせるタイプの防災リュックがいいと思います。
2WAY・3WAYだと無駄が無い
防災リュックには、背負うものの他にも手で持つタイプやキャリーケースのように転がして運べるタイプもあります。
双子ママなら、検討の余地アリです。
わざわざ新しく買わなくても、旅行用のキャリーケースで手ごろな大きさのものがあれば、それを防災リュック代わりにするという手もありますね。
ただ、双子が大きくなると歩いての避難ができるので、そうなるとやはり背負えるリュックが便利です。
もしもこれから用意するならば、3WAYタイプを選ぶと無駄が無いのではないでしょうか。
災害時にベビーカーは使えない⇒双子だとそうも言ってられない
災害時は、ベビーカーは使わない方がいいとされています。
地震の場合にはがれきなどが道路に積みあがっていて進めない可能性もありますし、がれきの埃を吸ってしまう危険性があるからだそうです。
水害の時も危ないですよね。
ですが、双子だとそうも言っていられないということってあると思うんです。
まだ1歳未満の体重の軽い双子ちゃんならだっこ&おんぶでいけますが、体重が重くなってくるとかえって危ない場合も。
焦ってるから、転倒も怖いですよね。
なので、まだベビーカーが使えそうならば、ベビーカーを使って避難。
途中使えなくなったらその場に放置して歩くことも考えておきましょう。
近所の人と顔見知りになっておこう
赤ちゃんがいる家庭では、いざという災害の時のためにも近所の人と顔見知りになっておくことは大切だと思います。
特に双子ちゃんや小さい赤ちゃんの場合には、どうしても大人の手が必要な時もあると思います。
まとめ:今すぐ備えよう
もしもまだ備蓄品や防災リュックをきちんと備えていない場合には、今すぐ用意しましょう。
赤ちゃんが生まれたご家庭では、必ず防災リュックの中身を見なおすことも必要です。
- 災害はパパが不在の時にも起こりえます。防災リュックをママが持てるかどうかは必ずチェックしておきましょう。
- 最低限のものを最低限の量だけが基本です。(1~2日過ごせるように)
- 備蓄品は防災リュックとは別に準備しておきましょう(1週間分)
- ママが1人でも赤ちゃんと避難できるようにシュミレーションは【絶対】しておきましょう
あの時準備しておけばよかった…とならないように、思い立った時に準備しておきましょうね!ママの大切な仕事です。