双子の場合管理入院を拒否したいけどできる?したくない時はどうすればいい?
そんな風に思っていますか?
私が管理入院を言われた時は本当にショックでした。
なぜか、「自分は管理入院無しでいける!」という根拠のない自信があったんですよね…。
そんな自信が覆されて、「今すぐ入院してください」と言われた時はパニックになってしまいました。
この記事を読めば、
- 双子の管理入院は拒否ってできる?
- 管理入院は保険適用になる?
- 管理入院になった場合にパニックにならないための心構え
- 管理入院をしないためにできること
がわかります。
双子を妊娠して管理入院について不安に思っている方はぜひ記事をご覧くださいね。
双子の管理入院は拒否できる?
結論から言うと、私の場合は管理入院の拒否はできませんでした。
病院側からすると、どうしても管理入院を拒否する場合には
「お腹の双子の命の保証ができなくなる」
↓
「こちらの病院では診ることができない」(違う病院に行ってくれ)
いうことなのですね。
私は切迫早産の診断で33週の時に管理入院になったのですが、突然管理入院を言い渡されおもわず、
「無理です!!できません!」
と言ってしまいました。
今思えば、双子なのだから管理入院の可能性を考えていても良いはずなのに、
当時は本当に考えていなかったんですよね。(あほでした)
当時3歳の長男がいたこともあり、「自分は管理入院なんて絶対にできない」と思い込んでいたのですよね。
ですから、それを話せばわかってもらえるんじゃないかと甘い考えでいたと思います。
しかし、管理入院は絶対だ、と言われました。
双子ちゃんの命を保証できない、と。
もう管理入院は避けられないんだなということを理解した私は、せめて入院を明日まで待って欲しいと頼み込みました。
自分の口からちゃんと長男に入院することを伝えたかったんですよね。
それで先生に、お願いですから明日まで入院を待ってください、と頼みこみました。
でも…。
そんなやり取りの末。
「もし何かあっても病院を訴えません」という誓約書を書かされ、「必ず明日の朝いちばんで入院すること」を約束させられ、その日は帰宅することができました。
かなりのレアパターンかもしれません。
その日の夜に長男に直接話をし、翌日泣きながら入院しました。
私の様に切迫早産だったり、妊娠高血圧症候群だったりと、トラブルがはっきりと出てきている場合には、絶対に管理入院を拒否することはできないんだなとわかりました。
双子管理入院はいつからが多いの?
多くの双子妊婦さんは妊娠後期に入る28週から、30週の間に管理入院になることが多いようです。
やはり、妊娠後期にはいりお腹が大きくなると、お腹が張りやすくなったり子宮頸管が短くなったりというトラブルが多くなるということですよね。
また、病院によっては、「双子妊婦さんは管理入院が必須」という方針の所もあります。
その場合も同様に、妊娠8カ月という病院が多いようです。
妊婦検診の時に、その病院の管理入院の方針を事前に確認しておくと一つ不安が解消できますね。
双子妊婦が管理入院になる理由
大きく分けて二つあります。
- 病院の方針(双子妊婦は必ず管理入院を求められる)
- リスクやトラブルがあった場合
①病院の方針
病院によっては、双子の妊婦は管理入院が必須というところもあります。
病院を決める時に、管理入院についての方針を聞いておくと安心ですね。
②リスクやトラブルがあった場合
リスクやトラブルの代表的なものはこちらです。
- 早産の兆候(お腹の張り・子宮頸管の長さなど)
- 妊娠高血圧症候群などの症状
- 双子の赤ちゃんの発育不全
- MM・MDの双子ちゃん
このどれかに当てはまるな…という場合は、ほぼ管理入院になると思います。
私は、①の早産の兆候でした。
自分では気が付いていなかったのですが、お腹が定期的に張っている(つまり陣痛の前触れ)と言われました。
確かにお腹が張っているなと感じる時はありましたが、「双子だしそんなもんだよね」と気にしていなかったのです。
妊婦検診でNSTをとり、お腹の張りの波が定期的に来ていることを見せられました。
本当に、きれ~いに等間隔で波が大きくなっていたんですよね…。
私の様に、妊婦検診で突然「今日から入院してください」と言われるケースも、決して珍しいことではないそうです。
管理入院って、保険適用?
切迫早産や妊娠高血圧症候群という名前が付けられれば、保険適用内で3割負担で済みます。
ただし、食事代や部屋代(個室)は別にかかる病院がほとんどです。
もし、個人的に医療保険に入っている場合には、入院の日額が支給されると思います。
双子を妊娠すると、コープ共済に加入する人が多いですね。
これは、コープ共済が「双子を妊娠中でも入る事ができる(条件アリ)」という保険だからなんです。
コープというと「食材宅配」のイメージが強いかもしれませんね。
コープ共済に入るには、まずは生協の会員になる必要があります。
その上で、保険についての詳しい話を聞くという流れになります。
コープ会員を検討される場合にはこちらからも会員になれます。
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双子管理入院を想定し、パニックを防ぐ方法
管理入院なしの自信満々だった私が、突然入院になり大ショックを受けた経験から、
双子妊婦さんがもしも突然管理入院になった時に前向きになるための心構えをまとめました。
- 管理入院の「メリット」に心を向ける
- 管理入院のおおまかな一日のスケジュールを知っておく
- 入院中の不安事はできるだけ解消しておく
順番に解説していきますね。
①管理入院の「メリット」に心を向ける
管理入院と聞くと、マイナスのことしか思い浮かばないですよね…。
私もそうでした。
特に今はコロナの影響で、面会が制限されていますから余計心細いと思います。
でも、管理入院の目的って、
「母体と双子ちゃんが安全に生まれてくる」ためのものなんですよね。
旦那さんやご両親と会えないとか、自由に動けないとか、ストレスがあるのは本当に本当にお気持ちわかります。
でも、
「あれ、なんかお腹が張ってる…?」
とか
「今日はなんだか片方の子の動きがおとなしい気がする…」
といった心配があった時でも、次の検診を待つことなくすぐに解消することができます。
これは、お腹の中の双子ちゃんにとってももちろん良いことだし、ママの精神的な安心や安定につながります。
そうですよね。その気持ちもとてもよくわかります。
なかなかすぐに気持ちを切り替えるのは難しいかもしれませんが、双子ちゃんのためにもママが前向きな気持ちで過ごすこと。
ストレスは血流を悪くするので妊婦の大敵って聞いたことありませんか?
血流が悪くなると、お腹の中の赤ちゃんに栄養が届きにくくなってしまうんです。
良かったら、こちらの記事も参考にして下さい。
https://hurehure-hutago.com/pregnant-twins/change-of-pace
②管理入院の大まかな一日のスケジュールを知っておく
一日の過ごし方をなんとなく知っておくのと全く知らないのとではだいぶ気持ちの準備的に違うかなと思いますので、ご紹介しておきます。
管理入院中の一日のスケジュール
私が入院した病院では、大まかな一日のスケジュールはこんな感じでした。
6:00 照明点灯
7:00 血圧・体温・前夜の様子チェック(ごはん量・排泄回数など)
8:00 朝食
9:00~9:30 清拭タオル配布&着替え
10:00 ドクターの回診
12:00 昼食
15:00 面会時間 開始
18:00 夕食
19:00 面会時間 終了
21:30 消灯
ここに、朝晩2回の心音確認があります。
また、週に何度か「子宮頸管の長さのチェック」「おりものチェック」「血液検査」もありました。
安静度により、自由度が違う
管理入院中、妊婦さんは「安静度」でレベル分けがされていて、一番重い人だとベッド上から一歩も動けません。
歯磨きも、トイレも全部ベッドの上です。
もしも、あなたが入院する病院が「双子妊婦の場合必ず管理入院する」という方針で、実際に何も症状がない場合には、安静度は低いと思います。
その「安静度」ですが、大まかには、
①ベッド上から動いてはいけない
↓
②トイレのみ移動可能(車いす)
↓
③部屋の中だけなら動いてもよし
↓
④同じフロアの中なら移動してよい※エレベータの前の携帯OKスペースなど
↓
⑤病院内に行ってよし※売店など
フロア内や売店などに行く時も、安静度によって「車いす」だったり「歩行可能」だったり細かくレベルがあったと思います。
私は入院したばかりの頃は安静度が重い方でしたので、
「トイレのみ、車いすで移動可能」
でした。
シャワーは週に2回まで。
その後、安定してくると、売店まで行けるようになりましたよ。
③入院中に不安なことはできるだけ解消しておく
もしあなたが、「今日今すぐ入院ね」となったら、一番の心配事はなんでしょう?
入院準備をしたものの場所は旦那さんに伝えてありますか?
自分の食事は自分で何とかできそうですか?掃除や洗濯は?
もし上に兄弟姉妹がいるようなら、預け先は大丈夫ですか?ごはんはどうしますか?
上のお子さんの心のケアはしてあげられそうですか?
旦那さんは上の子のことをちゃんと把握していますか?(幼稚園・学校の持ち物等)
自分が思いつく不安な事や心配事をできるだけ解決しておくことで、いざ管理入院になった時の心の動揺を少なくすることができます。
双子の管理入院をしたくない時にできること
- 一にも二にも、安静、安静!
- 栄養しっかりとる!
妊婦が自分でコントロールできることって、実はそんなに多くは無いんですよね。
私も、自分では気をつけていたつもりでしたので、お腹の張りはコントロールできなかったことかもしれません。
それでも、
「もっと安静にしていれば」
「もっとリラックスした気持ちで過ごしていれば」
「もっと栄養をしっかり摂っていれば」
と、自分を責める気持ちが止まりませんでした。
食事や安静にすることは自分でコントロールができます。
自分ができることに目を向けて、できることをやる。
それでも管理入院になったら、それはもうしょうがない!
妊婦さんのために開発されたお弁当に興味はありませんか?
塩分やカロリーが計算されていて栄養バランスもとれているお弁当です。
私も実際に食べてみたのですが、妊娠中の栄養が足りているか不安な方にはおススメですよ。
まとめ:双子管理入院は拒否できない。しないためにできることをやろう
双子で管理入院を言い渡されると、残念ながら拒否することはできません。
だいたい、妊娠後期の8カ月になると管理入院となることが多いようです。
管理入院は病院の方針で初めから決まっている場合もありますし、トラブルがあったらという場合もあります。
トラブルがあった場合には、間違いなく管理入院は拒否はできないと思って下さい。
とは言え、双子妊婦さんのほとんどの方が、「管理入院はしたくない!」と思うと思います。
双子妊婦さんが自分でコンロトールできることは少ないですが、「安静にすること」「栄養のある食事」は心がけることができますよね。
それでも管理入院になってしまったら、それはコントロールできない問題だったということ。
元気な双子ちゃんに会えるその日まで、リラックスして心穏やかに過ごして下さいね。
最後までお読みいただきありがとうございました。
こちらには、管理入院の準備品をまとめてあります。参考にして下さいね。